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[映画] おくりびと [映画]

ご他聞に漏れず、テレビ放映で観ました。

いい映画だ、という噂だけ聞いていて、まあそれほど大したこともないのだろうと思って観始めたけど、いや、予想以上にいい映画だった。

冒頭こそ、つかみのために小ネタを入れているけど、それ以降は全体的に落ち着いた雰囲気で、ともすれば淡々と、主人公の変遷を綴っていく。
ところどころに笑いも入れているけど、微笑ましいといった感じのもので、ちょうどいいアクセントなくらい。
描かれているのは納棺師という仕事、というよりは、やはり死というもの、そしてそれに向き合う残された人々の姿。
背筋を伸ばして、真摯にそれらに向き合う姿は、胸に迫るものがあった。

だが、何よりせつなくなったのは、同じように自分が数十年後に臨終を迎えたところを想像した時。
見送ってくれる子供の一人くらい、いるのだろうか、と。

三十歳以上で独身の人間は、みんな観た方がいいと思う。

あとは、エンドロールがばっさりないのはテレビだから仕方ないが、おかげで余韻も何もあったもんじゃなくてぶち壊しな感じ。
これはDVDとか、スクリーンで観る映画だ。


おくりびと [DVD]

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  • 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
  • メディア: DVD



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[映画] ヤッターマン [映画]

この間、地上波放映した実写版を観たので、少し感想を。


ヤッターマン “てんこ盛りDVD”

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  • 出版社/メーカー: バップ
  • メディア: DVD



話には聞いていたけど、登場人物の再現性の高さに驚く。
ドロンボー一味は格好だけじゃなく、演技の方もドロンボー一味。あ、トンズラーだけどっちかというとケンドー・コバヤシな感じだったけど。
意外だったのはヤッターマン。格好だけかと思いきや、それほど違和感なかった。新アニメ版よりもなじんでいた気がする。
ヤッターワンは扱いがひどかった……。キングを出すためとはいえ、あのやられ方はなかろうと。

話の筋は単純明快でいいのだけど、前半のテンポの良さに比べ、後半がちょっと間延びした気がする。
1号とドロンジョのロマンスはちょっとねちっこい。あの七、八割くらいで十分。
その後のドクロベー戦も、半分くらいあれば十分。
その分を、前半でちょっとはしょりすぎているところに当ててもらった方がよかったな。
なにせ冒頭の戦闘シーン、非常に見ごたえはあるんだけど、なんであんな状態になっているのか気になって気になって。

まあ、細かいことは気にしないで観て楽しむ映画だったけどね。
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